【初心者〜中級者向け】Stable Diffusionで理想の画像を出すコツ
Stable Diffusionで画像を生成する際、「なんか思ったのと違う…」「毎回ランダムな絵になる…」と感じたことはありませんか?
その原因の多くは、プロンプトの書き方にあるかもしれません。
この記事では、Stable Diffusionを使い始めたばかりの初心者から、LoRAなどを使い始めた中級者までを対象に、プロンプトの基本から応用のコツまでを丁寧に解説します!
🧠 プロンプトとは?【基礎の確認】
プロンプトとは、生成したい画像の内容を指示するテキストのことです。
たとえば以下のような英語の一文がプロンプトになります:
a girl standing in a flower field, wearing a white dress, sunset, soft lighting
日本語訳:
花畑に立っている女の子、白いドレスを着ている、夕日、柔らかい光
このように、誰が・どこで・どういう雰囲気かを短いフレーズで伝えることで、AIが画像を生成します。
✍️ プロンプトの基本構造と語順ルール
プロンプトには明確な「文法」はありませんが、効果的に伝えるための構造や順序があります。
🔸 基本的な順序例:
1. 主語(人物) → 2. 服装・特徴 → 3. 場所・背景 → 4. 雰囲気・スタイル
🔸 例:
1 girl, long black hair, school uniform, standing in front of a shrine, dramatic lighting, cinematic style
日本語訳:
女の子1人、長い黒髪、制服、神社の前に立っている、ドラマチックなライティング、映画風スタイル
- 数字(1 girl など)を入れると人数のブレが減る
- カンマ(,)で区切ると要素が明確になる
- 詳細を追加するほど画像も細かくなるが、長すぎると破綻しやすくなる
🎨 よく使われる形容語句リスト
✔️ 外見・衣装
表現 | 意味 |
---|---|
long hair | 長髪 |
ponytail | ポニーテール |
blue eyes | 青い目 |
school uniform | 制服 |
white dress | 白いドレス |
✔️ 雰囲気・画風
表現 | 意味 |
---|---|
soft lighting | 柔らかい光 |
cinematic lighting | 映画風のライティング |
watercolor style | 水彩画風 |
anime style | アニメ風 |
✔️ 構図・構造
表現 | 意味 |
---|---|
full body | 全身 |
upper body | 上半身 |
from behind | 背面から |
looking at viewer | 見ている視線がこちらを向いている |
🚫 ネガティブプロンプトの重要性
ネガティブプロンプトとは、「こういう要素は出さないで!」とAIに指示するものです。
たとえば:
ugly, blurry, bad hands, extra limbs, disfigured
日本語訳:
醜い、ぼやけている、手の描写が下手、手足が多すぎる、顔や体の崩れ
このように書くと、手や顔の破綻、ぼやけた画質などを防げます。
※Mage.spaceやWebUIでは、専用の「Negative Prompt」欄に入力します。
🔁 実例:プロンプト別ビフォー・アフター比較
Before(曖昧なプロンプト):
a girl, sunset
日本語訳:
女の子、夕日
👉 女の子の服装や髪型、場所が毎回バラバラになりがち。
After(明確なプロンプト):
1 girl, short black hair, school uniform, standing in a sunset field, warm light, anime style
日本語訳:
女の子1人、短い黒髪、制服、夕暮れの野原に立っている、暖かい光、アニメ風
👉 絵柄が安定し、雰囲気も伝わりやすくなる!
⚠️ よくある失敗とその対処法
よくあるミス | 対策 |
---|---|
複数の意味をもつ単語で誤解される | より具体的に書く(例:white shirt → school uniform) |
描写が多すぎて破綻する | 重要な要素を優先、長文を避ける |
ポーズが毎回違う | ControlNetやpose LoRAの活用を検討 |
📝 まとめ:プロンプト力が絵の質を変える!
Stable Diffusionで理想の画像を出すには、プロンプトの工夫がカギです。
- 英語の単語で短く具体的に書く
- カンマで区切って整理する
- ネガティブプロンプトで破綻を防ぐ
慣れてくると、「この一文でこの絵が出せる!」という感覚がつかめてきます。
まずは短いプロンプトから試して、少しずつ調整していきましょう!
コメント